よくある質問

意外に思われるでしょうが、ホクロは、平らなものより盛り上がっているものの方が、はるかに簡単に取ることができます。
平らなものは、皮膚をえぐるわけですから、くぼんだ傷跡が残りやすいのです。
逆に、盛り上がっていると、平らにして取れますので、傷跡が残りにくいのです。場所にもよりますが、1cmくらいのホクロは殆どの場合、きれいに取ることができます。
ただ、平らで1cmを越える大きなものや、青いタイプのホクロは切った方が良いこともあります。
鼻などの輪郭の近くや、しわと平行に切り取れる場合です。
ただそれでも、ごく薄い線状の傷跡が残ることが多く、切り取るのは最後の手段だと思ってください。
当院では、長年の治療実績に裏付けされたノウハウがありますので、かなりの大きさのホクロでも切り取ることなく、きれいに取り去ることができます。

これはアクロコルドンと言って「老人性シミ」の一種です。
中年以上の女性の首や胸にできやすく、とくにタオルなどでゴシゴシ擦る癖のある人に多発するといわれています。
紫外線もそうですが、なるべく物理的な刺激を避けることが大切で、洗う時も拭く時も優しくしてあげましょう。
この小さなイボは簡単に取ることができます。
50個を10分足らずで取ることもできるのです。
取った後は再発しませんので、一度できれいになることができます。
「ウイルス性のイボ」と違い、人にうつることはないので安心してください。

それは、「肝斑（かんぱん）」と呼ばれる色素沈着で、レーザーで簡単に取ることはできません。
色素が深いため部分的に再発が起こったり、薄い跡が残ったりして、均一にきれいに取ることが難しいのです。
手術の後も、かなり長期間赤くなりますので、それなりの覚悟が必要です。
L-システィンという成分の入った飲み薬の長期服用で、多少薄くなることは期待できます。
それでも完全に消えることは難しいので、今以上、色素が濃くならないよう、紫外線を避け、ほほを強くマッサージしたりしないよう、充分な注意が必要です。
もともと止血剤の一種であるトランサミン製剤は、脳梗塞を起したという報告があり、当院では長期連用はおすすめしません。